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所在地
〒794-2505
愛媛県越智郡上島町弓削明神五十三番地
TEL/FAX
0897-72-9200

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春の摘み菜

 

タンポポ(キク科)

弓削には、セイヨウタンポポ、カンサイタンポポ、シロバナタンポポの3種類のタンポポがそれぞれお気に入りの場所で咲いています。
“タンタンポッポ、タンパンポン”タンポポの名は能舞台で打つ、鼓(つづみ)の音からつきました。春野で母さんがタンポポの花を左右に組んで、茎を絡ませ「タンタンポッポ、タンパンポン」と口調子をとりながら打つしぐさ。
鼓が親しまれていた昔から、タンポポは野遊びの仲間でした。
タンポポの花酒
@ セイヨウタンポポの花を摘み集め、ビンのそこから半分まで入れる。
A ホワイトリカーをビンいっぱいまでに注ぐ。
B 半年ほど冷暗所で保存する。

ツクシ(トクサ科)

「ツクシは、節ごとにスポット外れるのよ。外した節をまた継(つ)いで、♪どこどこ継いだ?♪継ぐ継ぐし♪と歌いながら遊んだの」それでツクシになったらしい。
ツクシが成長した杉のような細い葉を持つスギナ。名前に「ナ(菜)」がついていたので、昔は食べていたのです。
柔らかい芽はふりかけや甘辛煮にどうぞ。
ツクシのうま煮
@ ツクシの下ごしらえ。はかまを外して水につけ、数回、胞子の黄色くなった水を替え、ザルにあげておく。
A @をさっとゆで、薄口しょうゆ、みりん、酒、だし汁を同量合わせた汁で3分煮る。
このうま煮を、ツクシご飯、ツクシの卵とじ、茶碗蒸しに利用する。

ツルナ(ツルナ科)

海岸の砂地に茎がつる状にはい、食べられるという意味の『ナ(菜)』がつきました。
弓削の海岸にはいたるところにツルナがあります。
うちの畑に伸びてきたのは、何かと思ったらツルナだった!というほど元気で、どんどん増えていきます。「New Zealand Spinach(ニュージーランドのホウレンソウ)」とも呼ばれ世界の人々にも愛されています。

生で食べると肉厚の歯ごたえがなかなかおもしろいのですが、さっとゆで、青菜にも負けないボリューム感とジューシーさを味わいましょう。

ミル(ミル科)

濃い緑色の枝が二股に分かれて、まるで海に生える松の小枝のように見え「海松」と書いてミルと読みます。
万葉集にも「沖べには深海松(ふかみる)採り浦みには、名乗藻(なのりて:ホンダワラ)刈ると歌われました。

伊勢神事には天日干しのミルが供えられました。
今でも5月になると、伊勢志摩地方では、ミルの新芽を湯掻き、酢味噌で食べ「おなかの掃除(虫下し)をするそうです。

アナアオサ(アオサ科)

日本では、緑色の信号をアオと呼ぶようにアオサと名がつく海藻も美しい緑色です。
アナアオサにあいている小さな穴は、波で破れたのではありません。もともと、水の通る穴で、ここを海水が通り抜け、波に揺られて、ビリビリに破れないようになっています。
英名はSea Vegetableで「海の野菜」と呼ばれています。
アオサ、アオノリのふりかけ
@ 海藻類は水で洗い、天日に干し、もみつぶす。
A 厚手なべでゴマ、しらす干しを煎り、香りが出たら、@を加え混ぜ、火を止める。


     
 
 
 
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